ヤフオクでの車の購入について
最近は何でもヤフオクやAmazonで購入する人が多いです。
COVID-19の流行で通販が買い物の主な手段になっている昨今では尚更かもしれません。
車もヤフオクで探してヤフオクで購入,しかも見ないで陸送という人が多いです。
このやり方でヤフオクで中古車を購入して失敗した人も多いのでは?
馬鹿にされそうで友人にも言えず,一人悶々とした日々を過ごしている方もいるはず…(笑)
もしかして,怒られるから家族(妻)にも言えなかったりして…(爆)
そこで今回は,ヤフオクで車を買う時の注意点やちょっとした秘訣を伝授(?)します。(そんな大げさな)(笑)
全て私の苦い経験に基いていますので,盛っていない真実です!(笑)(泣)
①悪い車屋さんの見分け方
実は最近のヤフオクの「自動車」のカテゴリーは,車屋さんの出品がほぼ8割~9割を占めています。
店舗を構えて中古車屋さんを営業しつつ,ヤフオクで自分の在庫車両を出品しています。
自分でヤフーIDを使って出品している人もいれば,カーセンサーや車選び.comなどの媒体を通して出品している人もいます。
後者のいわゆる出品代行業者を通した出品の場合,落札者からの評価は出品代行業者のIDに付きますので,その中古車屋さんの信用度を測る尺度がありません。
これが意外と落とし穴です。
この出品方法を選択している人(車屋さん)には2通りのパターンがあって,一つ目は自分で出品するのが面倒くさい…という人です。
この人はまだ良いです。
もう一つは,以前は自分のIDで出品していたんだけど,悪い評価がどんどん多くなって,そのせいでお客さんが付かなくなって,おっそうだ!出品代行業者に頼めば,自分には悪い評価が付かないし,何やってもOKじゃん?…という流れで現在に至っているというパターンです。
ご想像の通り,この人は最悪です。
この2通りを見分ける術は,残念ながらありません。
永年ヤフオクをやっている私は,あれっ?この車屋,以前は自分のIDで出してたよなぁ,と気付くことがありますが,初めて見る車屋さんの場合は分かりません。
出品代行業者を使っている車屋さんからは買わないことをお勧めします。
どうしても気に入った車があって…という場合は,必ず店舗に行って,現車確認すると同時に,試乗もさせてもらってください。(試乗を拒否されたら,その車は,そしてその車屋は迷わずやめてください。)
この時は,忙しそうだから…とか余計な気を使わずに,たっぷり時間をかけて居座ってください。
そして,目当ての車を見ると同時に,人を見てください。
その車屋さんの社長あるいは担当者がどんな人なのか,その人の真の姿を見極めるのです。
これが肝心です。
表面だけで騙されないようにしてくださいよ~!
しばらく会話をしていると,その人の仮面の下の本当の顔が見えてきますので…(笑)
自分のヤフーIDで出品している人については,「評価」をよーく見ると,ある程度ではありますが,その車屋さんの信用度を見ることができます。
今は私は,良い評価100%,そうでないとしても悪い評価が2~3でその内容が仕方なかったり差し支えないもの,という基準で判断しています。
②おっ,安い!の落とし穴
ヤフオクでも上記のような車屋さんの場合,乗り出しの見積もりを依頼すると,出品価格に加えて少なくて10万円,多くて30万円ほどの諸費用を計上した見積書がメール添付で届きます。
例えばこんな費用が書かれています。
・登録費用 30,000円~50,000円 (高くね?)
・整備費用 50,000円~60,000円 (これも高くね?)
・納車準備費用 20,000円~30,000円 (納車準備って何すんだ?)
・書類作成代 5,000円~10,000円 (書類書くのに何時間かかるんだ?)
・エンジンオイル他油脂類交換費用 30,000円~50,000円 (整備費用と内容重なってないか?)
・バッテリー交換費用 25,000円~35,000円 (ヤフオクで買って自分で取り替えたら数千円だよ!)
この他に,リサイクル預託金はもちろんですが,自動車税,重量税,自賠責保険の月割分がしっかりと書かれます。
名義変更は自分でできますので…と言っても,名義変更後のお渡ししかできません,と言われ,その高額な費用を節約することはなぜかできないことになっているようです。
…え?これじゃ,普通に車屋さんに行って買うのと一緒じゃん?
そうなのです!今やヤフオクは,単なる車屋さんの宣伝媒体に成り下がってしまったのです。
表示価格はできるだけ安くして注目されるようにし,諸費用で帳尻を合わせるという日本の車屋の悪癖が,ヤフオクでもまかり通っているのですよ。悲しいですが…。
③良心的な(に思える)車屋さんでも実は怖い
上記のような車屋さんばかりではなく,良心的な車屋さんもいます。
店舗を構えずに,自分の敷地に数台の在庫をもってヤフオク専門で販売している車屋さんです。
このタイプの人は,諸費用を取らず,落札価格の他は,リサイクル預託金と自動車税月割り分だけを請求します。(大抵は名義変更までの預り金を30,000円~50,000円ほど一時的に預かります。)
このタイプ(と思える)車屋さんの場合も,実は2パターンあって,一つ目は本当に個人でやっていて,業者オークションで買った車をヤフオクに出すというパターンです。
このパターンの人でも横流しで自分では20~30Kmしか乗らないという人もいますが,しばらく自分で足に乗って楽しんでから出す人は,その車の良いところも悪いところも分かるので,その辺を正直に開示してくれる人であれば,次に購入する人はとても助かります。
ただ,悪いところに気付いても,開示しない,あるいは一時的にケミカルなどでごまかして…という人もいます。
ここで用心しなければならないのは,「ノークレームノーリターン」「素人なので詳しいことは分かりません」「気になる人は現車確認をお願いします」というワードです。
素人や個人をやたら強調する人に限って実は車屋さんの場合が多いです。(怒)
このタイプの人でもう一つ注意しなければならないことは,落札後に商品説明になかった費用を請求してくる場合があることです。
今気付いたんですけど○○が調子悪いようで…と,修理費用や部品代を請求してきます。
お渡し前に気付いて良かったですよ~などと,善人ぶります。
そういう場合は,普通は出品者が費用をもって修理すると思うんですけど,あくまで「現状」「現車優先」ということのようです。
本当に今気付いたのか~? 最初から分かってたんじゃないのか~? (笑)(怒)
要注意!です。
もう一つのパーターンは,数人でやっている「グループ」の車屋さんです。
田舎の空き地などを借りて砂利を敷き,結構な台数の在庫があります。
そこにプレハブの事務所があって,数人の人たちがパソコンに向かって座っています。
それぞれの人がヤフーIDを持っていて,自分の担当の車を出品します。
大抵はスタート価格がもの凄く安くて,値段につられてウォッチリスト登録が凄いことになります。
…お気付きですね。
そう,仲間同士で協力し,値上げ行為をするのです。
もともと高い値段だと最初から諦めるものを,安い値段から徐々に上がっていくと感覚が麻痺し,負けたくないという心理も働くので,ついつい高い値段で入札してしまって,後で後悔することになるのです。
このタイプの出品者は,完全な横流しで,業者オークションで仕入れたままの状態で販売しますし,自分たちではろくに乗ってもいないので,見ないで買ったらがっかりすること間違いありません。
整備,修理などにかなりの金額をかける覚悟で入札する必要がありますよ。
④1円スタートや1万円スタートで売り切りのオークションってどうなんでしょう?
車やバイクでも時々こんなオークションありますよね。
上述したように,値上げ前提の場合も多いです。
値上げ行為はしない場合でも,思ったように値段が上がらないと終了直前にオークションの取り消しをする出品者も多いです。(「売り切り」と謳っていても平気で取り消します。)(嘘つき)(怒)
その車がいったいいくらなら買いなのか,良く相場を調べないと,つい競ってしまって,実は高い買い物をしてしまうこともありますので要注意です。
即決価格が設定されている場合に,即決価格を目安にすることも実は危険です。
売りたい金額の倍とか,極端な場合は10倍なんていう値段を即決価格にしている場合も多いからです。
また、この手のオークションで恐いのは,結構値段が上がって実際に購入となった場合なんですが,商品説明と全く違うじゃん!とか調子悪くてまともに走れないじゃん!…となってもクレームを受け付けてくれない場合が多いことです。
つまり,出品者としては,1万円スタートの車は最悪スタート価格の1万円で売っても良いと思っている車なんだから,1万円の価値と判断して販売した車であると,1万円の車に多くを求めないでくださいよと,そういう論理になるのです。
あぁ,恐ろしや!
私は,1円スタートのオークションに1万円で入札したことがあるんですが,競って高い買い物は絶対にしないと心に決めて,終了まで見ないようにしました。
終わってしばらく経ってから見てみたら,なんと5,350円で落札されていました。(驚)(笑)
流石に,こんな値段で車は売ってもらえないだろう…と思いつつも出品者に連絡してみたら,ちゃんと売ってくれましたよ。
その車,整備して清掃して,しばらく調子良く乗ってました。
少し手をかける必要がありましたが,鈑金や重整備は必要なくDIYで十分でしたし,5,000円の車だと友人に自慢したりしてました。(笑)
1円スタートや1万円スタートのオークションは,ゲーム感覚というか,そのくらいの気持ちで入札しないと,かなりの確率で後悔することになりますのでご注意ください。
⑤本当の個人売買のヤフオクはどうでしょうか?
①~④は車屋さんのヤフオク出品ですが,数は少ないですが,本当の個人が自分で乗っていた車をヤフオクに出すというパターンもあります。
これが,もともとのヤフオクの真の形です。
では,この形の場合はリスクはないのでしょうか?
もちろんノーリスクではありませんが,リスクはかなり低いと言えるでしょう。
特に,新車で買って10年経つけど,ゴルフ専用車だから2万キロ台,地下駐車場なのでボディはピカピカ,しかもディーラーで手厚く整備されてきた…なんていう車は,かなり低リスクです。
ただ,本当に「素人」なので詳しいことが分からず,調子悪い事を認識していないというパターンもあります。
また,個人の感覚も人それぞれなので,「綺麗」や「極上」などの感覚も人によって異なることを忘れないようにしなければなりません。
写真では綺麗に見えるもんなんですよ。
特に赤,紺,黒などのボディは,写真では写し方によっては傷があっても分かりません。
悪意はなくても,「写真には写りませんでしたが小傷があります」とのことで見に行ったら,「なんじゃこりゃ~!」とジーパンデカのように叫んでしまうことも度々ありました。(古くてすみません)(汗)
「調子良いですよ」という車を試乗したらエンジンの圧縮が抜けてしまっていてスカスカっていうこともありました。
悪気はないんだと思います。(思いたいです)(汗)
⑥走行距離が短い車は安全か?
もちろん,走行距離は多いより少ない方が良いに決まっている?
確かに,シートやステアリングの擦れなど,人が触れる所の劣化は,走行距離が少ない車の方が有利です。
ただ,車全体で見ると,実は必ずしもそうとは言えないんですよ。
車には乗って劣化する所と乗らないと劣化する所が混在しているのです。
乗らないと劣化する所としては,ゴム製品,プラスチック製品があります。
ドアや窓に付いているゴム,ダッシュボードやドア内張り,スイッチ類,エンジンルーム内のベルト類やホース類,ガソリン給油口からガソリンタンクへのホース,などは乗っていても経年で劣化しますが,乗らないと劣化の速度が倍化します。
金属でも劣化するものがあります。
ブレーキホースやエアコンの配管,コンプレッサーやオルタネーターやスターターなどのいわゆるモーター類,ボンネットやトランクのダンパーなどです。
内装部品の爪も経年で劣化します。
ステレオを交換しようとしてダッシュパネルを外そうとしたら,バキッ!ということになります。(汗)
私も今まで,色々と経験してきました。
ブレーキの配管に小さな穴が開いてフルードが少しずつ漏れてしまってブレーキペダル踏んでもブレーキが利かない…という超過激な故障が1回,ガソリンがダダ洩れしてこれまた良く車両火災にならなかったなという故障が2回,上記のダッシュパネルのバキッに加えて,高速走っていたらウインカーレンズが外れて飛んでったという事件が1回,同じく高速走っていたらフロントのエンブレムが飛んでったことが1回,などありました。
どれも年式は古くても極少走行距離の車です。
走行距離ももちろん気になるところではありますが,一番肝心なのは「記録簿」です。
これまでどのような整備や修理がなされてきたのかを気にしましょう。
例えば,輸入車で6万キロなんだけど5万キロ超えてすぐにタイミングベルトを交換していれば,しばらく交換する必要がありません。
ブレーキパッドやローター交換の時期,バッテリー交換の時期,タイヤ交換の時期…これらを知ることによって,今後どのような整備が必要になるのか,どの程度の整備費用を見込む必要があるのかが分かります。
エアサスの車の場合は,エアサス交換の時期もとっても大切です。
ベンツのエアサスは部品代だけで4本で100万円ですので!
古い輸入車の場合は,エンジンハーネスの交換履歴があるかどうかも気にしましょう。
配線の被覆が間違いなく劣化します。
記録簿がない車は,少なくても輸入車の場合は,やめましょう。
⑦屋根下保管の罠
これまで野ざらしだったかそうでないかは,上記のような経年劣化やボディの艶に大きな影響を与えます。
ただ,「屋根下保管」にも色々あって,マンションの地下駐車場やシャッター付きガレージのような完全な密閉空間の場合もあれば,いわゆるカーポートの場合もあります。
カーポートの場合は,屋根はありますが,基本的にはオープンな空間なので,風があれば雨も当たりますし砂ぼこりも浴びます。
向きにもよりますが大抵は運転席側に日が当たったりもします。
全体的にはピカピカなのに運転席側だけ日焼けして色が変わってしまっている車を何台も見てきました。
酷い車になると,リヤトレイが右側と左側で焼け方が違ってグラデーションになってしまっていたりします。
シャッターがないガレージの場合も同じ危険がありますね。(前側とか後ろ側とかに日が当たって…)
マンションの地下駐車場やシャッター付きガレージの場合の注意点は,ボディはピカピカで文句なしなのに,湿気があって下まわりが錆びてしまっている…という場合があります。
これは,ガレージを作る時に防水工事をきちんとしているかや換気を考えているかどうか,シャッターの開け閉めの頻度がどれくらいだったか…など,多くの要素が関係します。
屋根下保管車だから安心…と思うと失敗することがありますよ。
私は一度,新車から20年ほどの古いリンカーンタウンカーを購入した際に,なんと走行距離9,000Kmのシャッター付きガレージ保管のワンオーナー車だったんですが,ガレージの長さがちょっと足りなくてフロントバンパーだけ飛び出していたようで,他はピカピカで新車のようなのにフロントバンパーの上面だけメッキが剥げているという状態でした。(笑)
当然ディーラーにもメーカーにもパーツはなく,中古部品も探しましたが傷があったりと良いものはなく,こうなったらもう一台買ってバンパーだけ使おうと中古車も探してあちこち見に行きましたがやはりバンパーの状態は良くなく,さぁどうしよう…ということになり,再メッキをしようということになりました。
当時のリンカーンのバンパーはアルミ製で,再メッキしてもらおうと日本中のメッキ屋さんに問い合わせましたが,日本には長尺のアルミのメッキ槽が存在しないことが判明し,仕方なくアメリカからアフターパーツのバンパーを輸入するという大事に至ったことがあります。(汗)
やはり,現車を見てチェックすることが大切ですね。
⑧タイミングチェーンの車が人気ありますが…
タイミングベルトの車は,国産車だと10万キロ,輸入車だと5~6万キロほどで交換しなければなりません。
そのため,中古車だとタイミングチェーンの車が人気あります。
「タイミングチェーンなので交換不要です」という文言を良く目にします。
しかし,これも落とし穴です。
日産のマーチやノートでタイミングチェーンが切れまくったことでクローズアップされましたが,タイミングチェーンはオイル管理がシビアなんです。
オイル交換をちょっとさぼったりすると,チェーンが延びちゃいます。
タイミングチェーンは,ある程度までは延びてもテンショナーでカバーしてくれるんですが,テンショナーでカバーしきれないほど延びてしまうと,エンジンチェックランプが点きます。
それでも無視して乗っていると,チェーンが切れたり,駒飛びしてエンジンが壊れます。
そもそも,エンジンチェックランプが点いていては車検に通りませんし,タイミングチェーンが延びきった車はエンジンが調子悪くてとても乗れたもんじゃありません。
そうなると,タイミングチェーンを交換しなければなりません。(本当はその前に)
そう,タイミングチェーンは交換しなくて良いものではなく,タイミングベルトよりはロングライフですが,やはり定期的に交換しなければならないものなのです。
しかも,交換費用がタイミングベルトの2~3倍かかります。(汗)
本来なら20万~30万キロ位が交換の目安になりますが,オイル管理によっては10万キロ位でタイミングチェーン交換となるケースも多いです。
実は,タイミングチェーンの欠点をクリアするためにタイミングベルトが開発されたのであって,タイミングチェーンの方がタイミングベルトよりも「旧式」なんですよ。
タイミングベルトは,ヨーロッパ車なんかですとプラスチックのカバーを外すとすぐに交換できるようになっていて,交換することを前提に作られているんです。
ヨーロッパ車のタイミングベルト交換を,国産車のように10万円とか取る車屋は悪徳業者です。
部品も安いし,交換工賃も国産車に比べて安くできるはずですので。
いずれにしても,タイミングチェーンにこだわる必要はないのでは…と思います。
むしろタイミングチェーンの方が怖い?
⑨古い車は廃車になることがあります
これは,もう古いし廃車にしよう…と言って廃車にするという意味ではありません。
綺麗だし調子も良いしもっとずっと乗ろう…と思っているのに廃車になってしまうことがある,という意味です。
どうしてでしょうか?
部品がないからなんですよ。
メーカーに部品の在庫がなく,再生産の予定もない,ということがあり得ます。
もの凄く古い車でなくても,10年選手位でそういうことが生じ得るんです。
私も,ゴルフ5が新車で売られていた頃にゴルフ3の4万キロ代のマニュアル車を見つけて買って,あちこちいじって調子良く乗っていたのですが,息子(初心者)に貸したら横をこすられちゃいまして,板金屋に出したところ,「修理不可」と言われてしまいました。
サイドモールが欠品で出ないからというではありませんか!
サイドモールは中古部品も使えないし,どうしてもと言うなら全部のモールを外してスムージングするしかない…と(汗)
たかがドアをちょっとこすっただけで,全損で車両保険もらいました。(泣)
⑩写真や質問から分かること
写真が小さかったり画質が悪かったりピンボケだったり枚数が少なかったり…こういう出品は検討対象から外してください。
ほとんどが粗を見せたくないからという理由です。
良い方向に解釈してあげると痛い目に遭います。
質問も有効に活用しましょう。
質問にすぐに返答するかどうか,ちょっと失礼かなと思うような質問にどのように答えるか,続けて何度も質問した時はどうか…こういうところから出品者の性格を読み取ることができます。
性格の良い人=良い車,性格の悪い人=悪い車,とは一概には言えませんが,まずほとんどリンクしています。
店を訪問した時に人を見ることについては前述しましたが,実際に会わなくても,ある程度は,出品ページを良くみたり質問をしてみたりすることによって,同じことが行なえます。
⑪結論
こんな話聞いちゃうと(読んじゃうと)安心して車買えませんよねぇ。(笑)
本当なら,新車を買って,保証期間内に次々に乗り換えていく…というのが一番です。
ただ,ヤフオクで車を買おうという人は,少しでも安く買おうとしている方ですので,新車は考えていないと思います。
ならば,少しでもリスクの少ない方法で車を買うことが必要です。
また,それでも「リスクがある」ということを認識して,万一「はずれ」を引いてしまった時も,仕方ないと諦める気持ちが大切だと思います。(諦められる位の予算の車を買いましょう)(笑)
上記のようなヤフオクの実態を良く理解し,どのタイプの人から車を買うとしても,リスクを理解して納得した上で購入してください。
車の購入費用に加えて,乗り出す前の,あるいは乗り出した直後の,整備費用や修理費用を用意しておくこともお勧めします。
そういう意味では,車検が付いた車で,数ヶ月で車検が切れる車が,実は一番お勧めです。
車検が切れるまでの数ヶ月自分の車として乗れば,調子の悪い所や気になる所が分かりますので,車検の際に整備してもらいましょう。
また,特に輸入車の場合は,その車を扱っているディーラーの評価を見極めて車を選ぶことも大切です。
地元のディーラーの対応,整備の腕,立地(自分の家からの距離),などを必ずリサーチしてください。
ディーラーなのにこんな修理もできないの?ってことも結構ありますよ。
ディーラーでなくても,その車を得意とする良いショップや工場があればOKです。
最近の車は,専用の診断機がないと故障個所の判断やコーディングができませんので,町工場で輸入車を診てもらうことはほぼ不可能ですのでご注意ください。
まぁ,失敗を恐れずにとりあえず買って乗ってみましょう。(そんな無責任な)(笑)
良くイタリア車乗りが,故障も楽しんじゃう…って言いますが(ちょっと強がりもあると思いますが),そこまではいかなくても,故障も事件も,過ぎ去ってみれば良い思い出ですよ!(笑)(汗)
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