DUCATI 900SS
この型のSSこそSSらしいと思うのは私だけではないと思います。
ハーフカウルとフルカウルがありましたが,私は軽快なハーフカウルを選びました。
デスモドロミック機構は素晴らしいですね。
バルブの開閉にスプリングを使っていないので,スプリングによるパワーのロスやフリクションがありません。
バルブサージングの心配もありません。
ドカのLツインエンジンのアクセルレスポンスの良さと,どこまでも回っていくかのような回転の伸びの秘密は,この独特のバルブ機構にあります。
本当に気持ち良いです!
そして,まるでシングルエンジンのようなヒラヒラ感も,Lツインエンジンの美点です。
このバイクで峠を走ると,運転が上手になったような錯覚に陥ります。
バイクを深くバンクさせて,腰を落として膝を出し,腕の力を完全に抜いてバイクの旋回性に任せてコーナーを抜けると,バイクと一体になったような快感を味わえます。
まっすぐ走っている時はちょっときつく感じるライポジも,そんな走り方の時は俄然生きてきます。
こちらはモンスターS4です。
同じデスモドロミックのLツインですが,水冷になります。
パワーは水冷の方が圧倒的にあるんですが,やっぱり空冷の味の方が魅力的ですね。
両方乗ると,水冷と空冷の違いが良く分かりますよ。
私は空冷派です。