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クラウン・セダン(たち) …輸入車じゃありませんが

おじさんたちはクラウン,特にクラウン・セダンが大好きです。

もの凄いお金持ちなのに,セルシオとかベンツとか乗らずに,ずっとクラウン(それもセダン)を乗り続けているおじさんを何人も知っています。

最近のクラウンセダンは,クラウンコンフォートがベースで,クラウンコンフォートはX80系のマークⅡがベースですので,もの凄く古い設計のシャーシで,ボディも小さくなってしまって,あまりカッコ良くないというか,タクシー?っていう感じになってしまっていまいちなのですが,それでも頑なにクラウン・セダンに乗り続けている人もいます。

…という訳で(どういう訳で?),この15系のクラウン・セダンは,最後のクラウン・セダンと言われています。

実は,私もおじさんの一人として,クラウン・セダンが大好きなんです。(笑)

ただし,私は15系に限ります。

写真のSuperSaloonEとRoyalSaloon2.5に乗りました。

なんでクラウン・セダンが好きかと言いますと,昔のアメリカ車に乗り味が似ているからなんです。

足のフワフワ感,トルクフルなエンジン,イージードライビング,どれも今のアメ車が失ってしまった,往年のアメ車の味そのものなんですよ。

特に,2000㏄の1G-FEはすぐれもののエンジンです。

アクセルを踏んだ時のトルクの盛り上がり方と,エンジンの回転に伴う音の気持ち良さ!

う~ん,たまんない~と唸ること間違いありません。

2500㏄の1JZ-GEも良いエンジンですが,1G-FEに比べると見劣りします。

排気量が大きい分パワーもトルクもあるはずなんですが,気持ち良さは断然1G-FEなんです。

車もバイクも,エンジンは数字じゃないんですよね。

(人間の評価も数字じゃないですよね。)(笑)

ハーレーダビッドソン・エレクトラグライドの頁でも書きましたが,重いボディを引っ張ることによってトルクのあるエンジンの良さが出たりもするんです。

少なくてもクラウン・セダンには,1G-FEがベストマッチと言い切ってしまいます!

エアコンのルーバーが左右にスゥイングしたりとか,日本のおもてなし的な装備も嬉しいです。

写真を見てお分かりの通り,この車はダーク系の色が似合います。

シルバーやホワイトよりも,ネイビーやブラックが気分ですね。

そして,ドアミラーよりもフェンダーミラーの方が断然カッコ良いです。

色の話が出たところで,ついでですが,シルバーという色はとっても難しい色だって知ってましたか?

汚れが目立たない…という理由で選ぶ人が多い色なんですが,鈑金塗装が必要になった時,色合わせがとっても難しいのが実はシルバーなんです。

どんなに腕の良い職人でも,まったく同じ色に調合するのはまず無理です。

…という訳で,パネル塗りでは色の違いは隠せません。

走っている車を見ても違いが分かっちゃいます。

で、どうするかと言うと,人の感覚の不確かさを利用して,分からないところまで引っ張って塗って,ぼかすんですよ。

それでも,良ーく見ると,あぁ,ここでぼかしてるな…と分かります。

メンテナンスのし易さでシルバーを選ぶ人は,実は一番メンテナンスが難しい色を選んじゃってるって話です。

シルバーが好きで選ぶ人は,それはそれで良いと思いますよ。

SuperSaloonEは5ナンバーなので,前後バンパーが短くて,こんなんでバンパーの役目果たすの?と不安になりますが,見慣れるとこの短いバンパーがやけにカッコ良く感じて,3ナンバーの大きいバンパーが不格好に見えるんですよね。

人間の感覚って面白いですね。と言うか勝手ですね。(笑)

これが15系クラウンの内装です。(こちらはRoyalSaloon)

渋くないですか?

センターのルーバーがスゥイングします。

RoyalSaloonは本革巻きステアリングが付きます。

同じクラウン・セダンでも,RoyalSaloonの本革巻きステアリングとSuperSaloonのウレタンステアリングは互換性がありませんのでご注意。

SuperSaloonEはRoyalSaloonよりも,ちょっとだけウッドパネルの面積が減りますが,逆に新鮮です。

私は本当は,ウッドパネルなしのSuperDeluxが一番好きだったりします。

分かる人も多いのでは?(笑)

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