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プジョー207style


プジョー207styleです。

styleってプジョーのエントリーグレードじゃないですか?

うーん,昔からのプジョー乗りにはおなじみのグレードですね。

フランス車は素のグレード(エントリーグレード)でこそ本当の良さが分かる…などと言って,わざわざエントリーグレードに鉄チンホイールで乗る人が,昔から一定数いましたね。(笑)

そんな感じで乗らなくても,この207styleはとっても魅力的です。

最大の魅力は,ミッションが2ペダルマニュアルであることです。

207のATはAL4というミッションで,このミッションが良く壊れるんですよ。

ちょっとググれば,悪い話がいっぱい出てきます。

クセがあって個性的っていう点は,私としては実は好みなのですが,わざわざ壊れやすい車に乗るのもねぇ。

…で,この2ペダルMTなら大丈夫!となります。

2ペダルMTでもDSGなどの複雑なやつはこれまた壊れるんですが(「安物買いの銭失い」をご覧ください。),このミッションはクラッチ操作を自動化しただけの昔ながらの2ペダルMTですから大丈夫。

しかも,面白い面白い!

ATモードで十分面白いんですが,マニュアル操作もできますから,飽きません。

パドルシフトまで付いています。

パドルシフトでシフトアップやシフトダウンをすると,ATモードのままなので,その後も車が勝手にシフトをしてくれます。

シフトノブを「A」から「M」にして+と-でシフトすると,MTモードになりますので,そのギヤをキープしてくれます。

その後はパドルシフトでもシフトノブでも,思いのままの操作が可能です。

ATモードの時は,シフトアップの際に車が勝手にクラッチを切ってくれますので,トルコンのように瞬時に次のギアになるのではなく,少し空走する時間があります。

慣れないとこれが違和感があるのですが,慣れてくると,車のシフトアップのタイミングとシンクロできるようになって,シフトアップの時にアクセルを戻せるようになります。

これがまた気持ち良いんですよ。

車と自分が一緒にマニュアル操作をしている…と言えば良いかな?

そんな感じです。

エンジンブレーキかけたくてシフトダウンすると「フォン~」と車が勝手に空ぶかしをしてくれたりして,気持ち良い~んです。

あんまり気持ち良いので,やみつきになって,ついついパドルシフト操作しちゃいます。(笑)

かつてのオペル・ヴィータも207と似たラインナップでしたね。

↓これです。(私が乗っていたヴィータの写真が見つからないので他から拝借します。)

GSIというスポーツグレードは1800㏄の5MTでしたがそれ以外は1400㏄の4AT,ところが1200㏄のエントリーグレードだけが2ペダル5速マニュアルでした。

これのグレード名がなんと「sport」なんですよ!

で,左右フロントドアのサイドモールの上に「sport」と表記されるもんですから,気分も盛り上がるというものです。

207も「style」じゃなくてもっと気の利いたグレード名にすれば売れると思うんですけどね。

まぁ,AT限定免許で乗れてマニュアルのダイレクト感も楽しめる貴重なグレードですので,余計な注文はつけないようにしましょう。(笑)

ちなみに,207は「style」のバッジはどこにも付きません。

良くプジョーは「猫足」と言われます。

猫足ってなんでしょうか?

スポーティーでコーナリング性能が高いのに,同時に快適な乗り心地を実現していることを,猫のようなしなやかな足に例えているようです。

猫アレルギーの私としては微妙ですが,まぁ,褒め言葉であることは間違いありません。(笑)

実は,プジョーは自社でサスペンションを製造している唯一のメーカーなんです。

下請けに作らせないほどのこだわりがあるということです。

…で,プジョーの猫足はどんな具合なのよ?

うーん,実は,昔のプジョーほどは乗り心地が良くありません。

昔のプジョーもGTIというグレードはガチガチに足が硬くて完全に体育会系スポーツモードでしたが,素のグレードは物凄く乗り心地が良かったです。(ルノーには負けましたが)

この207も含めた最近のプジョーは,ちょっとドイツ車っぽくなっちゃった感じです。

私としてはとっても残念です。

グローバル化で各国の車の個性が薄まってしまっているのは,時代の流れですので仕方ないですね。(「色んな国の個性的な車たち」もご覧ください。)

それでも,ドイツ車から乗り換えると柔らかさを感じますよ。

コーナリング性能は物凄く高いですので,そこにちょっと柔らかさを感じることができるのは,現代の「猫足」と言って差し支えないと思います。

エントリーグレードのはずですが,407と同じドライビングコンピューターが付いています。

操作部が下の方にあって操作しずらいのが難点と言えば難点ですが,そもそも付いていなくても良いものですし,付いているだけ立派です。(笑)

残りのガソリンでの航続距離が出るのは便利ですね。

吹き出し口にあるお花のマークは、「フレグランス」です。

ダイヤルをお花マークにすると,香水の香りがします。

フランスらしい装備ですね。

バックカメラに加えて,フロントカメラも付いています。

これも,ドライビングコンピューターと同じでなきゃなくても全く問題ないですが,あったら嬉しい装備ですね。

女性でも安心して運転できます。

ほとんどの207はここがベタベタぐしゃぐしゃですが,この車は綺麗です。

こんな所を見ると,オーナーの車に対する愛情が分かりますね。

フランスは水が高いです。

なので,あまり洗車しません。

駐車する時は,前後の車を自分の車で押して駐車スペースを作ったりします。

バンパーはぶつけるためにある…という感覚なんですってね。

お風呂にあまり入らないから,香水文化が発展した…というのも有名な話ですね。

パンを袋にも入れずに自転車やモペッドのカゴに入れて運んだり,ビーチではトップレスが普通だったり,日本とは文化や感覚がだいぶ違います。

フランス車に乗る人は,そういう文化も楽しむことをお勧めします。

まぁ,この車に乗ったからと言って,そんなにビックリするようなことはありませんのでご安心ください。

フランス車に乗ってフランス料理を食べに行く…ってのもオツですけどね。

ちなみに,フランスは農業国ですので,午前中は畑仕事をして,お昼前に着替えてレストランに行って,ワインを飲みながらフランス料理(フランスなので当然)を食べるんですって。

お洒落ですよね!

日本の田舎にはフランス料理店がないですが,これをそのまま当てはめれば,お昼は日本料理店となるでしょうか?

日本料理店と言っても,高級料亭にはそうそういけませんので(そもそも田舎にはない),日本の文化であるラーメン屋とか回転寿司屋とかに行きましょう。(そうするとフランス車で行かなくても良いですけど。)(汗)(笑)

1400㏄なんですが,幅が広いので3ナンバーです。

特に後ろから見ると,207の車名を見なければもっと大きなクラスに見えます。

3ナンバーなのに燃費良好でリッター14Km~15Kmくらい走ります。

フードもルーフもピカピカで雲が写り込んでいますよ。

(「フランス車」のタグから他のプジョーについてもご覧ください。

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