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メルセデス・ベンツ Viano

W639のビアノです。

アルヴェルでブイブイいわせてる女子に対抗するために買ったわけじゃありませんよ。(笑)

私は,シボレー・アストロは2台乗りましたし,VWのヴァナゴンに乗ってたこともあったりして,実はこの手の車は嫌いじゃないんですよ。

大抵は,セダンとスポーツカーを持ってて,更にもう1台って感じで所有してましたが…。

2003年に,それまでのW638のVクラスからフルモデルチェンジして,ビアノという車名に変更されました。

W638は横置きエンジンのFFでしたが,ビアノはベンツらしく縦置きエンジンのFRです。

W638には4気筒の2.3リッターとV6の2.8リッターがありましたが,もともとVitoという商用車がベースで4気筒エンジンを前提に作った車なので,自社製のV6はスペースの関係で載せられず,VWからコンパクトな挟角V型の6気筒エンジンの供給を受けて何とか載せたのがV280でした。

W638はVitoベースであることが顕著に見られる車で,デザインはもとより,乗っても「商用車?」って感じの車でした。

でも,日本では人気ですごく売れました。

日本ではベンツのエンブレムがついてるだけで売れるんですよね。

しかも,ベンツでは唯一のワンボックスですので。

で,W639になって,だいぶ乗用車っぽくなりました。(まだまだ商用車っぽいという意見もありますが…。)

なんと言ってもデザインが良いですよね。

角が取れて,人間でいうなら円熟した…って感じのデザインになりました。

しかしやはり,日本のミニバンやベンツの乗用車に比べると,作りがシンプルで豪華さはありませんが…。

エンジンも3.2リッターV6エンジンで,パワーもトルクも十分です。(車重を考えると,正直言いますともうちょっと大きいエンジン欲しいですが…。)

2006年のマイナーチェンジで,名前がビアノからVクラスに戻っちゃいましたが,個人的にはビアノって名前気に入ってたんですけどねぇ。

他の乗用車タイプのベンツとの共通化ということもあったんでしょうか?

W638もW639もスペインで作られていましたが,今の時代,どの国の工場で作られているかまで気にしては車を買えませんので,良しとしましょう。

でも,商用車っぽい雰囲気はスペイン製だからかな?なんて思っちゃうことも確かですが…。(汗)(偏見を抱いてはいけません!)(笑)

ビアノの乗り心地ですが,はっきり言って硬いです。

日本のワンボックス(ミニバン)はファミリー使用前提で乗り心地重視の柔らかい足ですので,どうしても比べてしまうので余計に硬く感じてしまいます。

しかし,この硬さこそがコーナリング性能につながるので,仕方ありません。

硬いと言っても決して不快な硬さではなく,ビシッとした乗り味と走行性は逆に長距離乗っても疲れず,ピープルムーバーとしての役割をしっかりと果たしてくれますよ。

ポルシェもスポーツカーですから足が硬いのは当然なんですが,これが全然不快じゃなくて疲れないのと一緒ですね。

足の硬さとボディ剛性と,その他いろんな要素が関係して,快適かそうでないかが決まるんですね。

静かで足が柔らかい車,シートがふかふかでクッションの厚い車,…こう聞くと乗り心地良さそうと思うんですが,実際は長距離乗ると疲れる車が多いんです。

シートは硬い方が疲れないってことは,最近は皆さん理解しておられるようですが,足の硬さも快適性と直結はしていないんですね。

車って不思議です。

適度な硬さのとっても優秀なシートです。

着座位置が高く見晴らしが良いことも,長距離乗って疲れない要因かもしれませんね。

「日産デュアリス」でも書きましたが,ヨーロッパ車は日本車のように何でも付いている豪華さはありませんが,質実剛健!必要な物は付いている!必要ないものは付いていない!っていう主張を感じます。

リヤシートもしかりです。

2列目も3列目もシートを外してアレンジできるんですが,外したシートどこに置くのよ?

荷室もこれだけ広いですので,ロングやエキストラロングの必要性は感じません。

3列目シートをスライドして前に出せば,更にこんなに広くなります。

いざとなればシートを外せば良いんですが,外したシートどこに置くのよ?(笑)

リヤエアコンのスイッチと吹き出し口です。

3列目にもちゃんと吹き出し口があります。

後ろの窓はこんな風に開くんですが,なんと電動です。

運転席でも操作できます。

いつも通り,ピカピカボディです。

リヤシート取っ払って,貨物ナンバー登録している人が時々いますが,そういう使い方が実はこの車には似合っています。

真四角で真っ平らな室内空間は,たった5人(2列目と3列目のシート)のスペースとしては贅沢過ぎます。

お仕事の道具やお荷物,自転車やオートバイを積むのにとっても都合の良いスペースなんです。

実際,ヨーロッパでは商用車バージョンが沢山走り回ってます。

W638はVitoをベースに作られましたが,今のVitoは逆にW639をベースに作られてるんですよね。

今流行の「バンライフ」にも最適です。

新車時は500万からした車ですのでいじるのには勇気が必要でしたが,中古車であればいじって楽しむこともできますね。

工夫次第で色んな使い方ができるビアノです。

この車,お仕事に使ってたら渋くないですか?

大きく見えますが,475㎝×191㎝×190㎝ですので,幅がちょっと広いだけで,長さはそれほどでもありません。

ハンドルがめちゃくちゃ切れますので,小回りも効いて運転しやすいですよ。

バックソナーも付いてますので安心です。

高さがあるので,洗車は大変です。(汗)(笑)

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