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Ninja 250 SL

カワサキのニンジャは有名なバイクです。

私も以前,GPZ900R Ninjaに乗っていました。

トップガンでトム・クルーズが乗っていたバイクと言えば、皆さんお分かりだと思います。

世界各国に輸出していたので,それぞれの国の仕様やカラーリングがあって,色んなバリエーションがありました。

トップガンに出てきたニンジャは,実は日本仕様のGPZ750Rのカラーリグだったって知ってました?

ケリー・マクギリスを後ろに乗せて走る姿はカッコ良かったですよね。

アメリカはノーヘルOKなので余計にカッコ良いです!(美男美女だからってこともありますが…)

↑若いって良いですねぇ。(笑)(-_-;)

ちなみに,日本も昔はヘルメットを被らなくてもOKでした。

私が10代の頃は,原付だけはノーヘルOKでした。

今ではヘルメット被らないでバイクに乗るなんて恐くてできませんが(というか法的にできませんが),ノーヘル,とっても気持ち良いですよ。(ノーヘルを推奨している訳ではありません。)

ヘルメットを被っているからこそ味わえることもあります。

例えば,女性ライダーがヘルメットを取る瞬間,期待に胸を膨らませて見ていると,……あれっ?(ー ー;)……っていうことありますよね。(セクハラになってしまうと困りますので具体的には書けません。)(ご想像にお任せします。)(笑)(ヘルメット美人ってやつですね。最近はマスク美人が沢山います。)(笑)(笑)

→ヘルメットがあるからこそ,色々と楽しいです。(爆)


私が乗っていたのは黒金カラーです。

(写真が古くてすみません。)(-_-;)

カーカーのマフラー入れてました。

900ニンジャはどのカラーリングも素敵ですね。


実は,もっと若いころ(中免時代)もGPZ400R Ninjaに乗っていたことがあります。(これも黒金でした。)

400ニンジャは900ニンジャと比べるとちょっと寸詰まりな感じがして,当時はカッコ悪いなぁと思いながら乗ってましたが,今見ると,まとまったデザインで,これはこれで良いですよね。

それに,もの凄く乗りやすいバイクでした。


で,なぜに今,250のニンジャに乗りたいのでしょうか?

うーん,自分でも不思議なんですが,16歳で二輪免許を取って以来,40年以上バイクに乗ってきて(こう書くと年齢がばれてしまいますが…)(-_-;)(笑),一番楽しかったのはいつ頃だろうと思い返してみた時に,小さなバイクで一生懸命走っていた頃が一番楽しかったし,自分が輝いていたと思うんですよ。

もちろん経済的には余裕がなくて,いじりたくても満足にバイクをいじることもできずに,ただがむしゃらに,雨の日でもなんでもバイクに乗っていたあの頃…。

良かったなぁ…と思うんです。(昔は良かったと思うのは歳取った証拠?)(爆)


ということで,小さなバイクで面白いバイクを探していました。

…あるじゃん!

面白そうなのが!

ジャ~ン!!

ニンジャ250SLです。

250㏄DOHC水冷単気筒エンジンのニンジャです。

250㏄のニンジャには2気筒もありますし,ZX-25Rという4気筒版もあります。

4気筒ニンジャがもっぱらの話題です。(250㏄唯一の4気筒なので)(昔は4気筒の250㏄結構ありましたけどね。)

まぁ確かに,250㏄の安全な速度域で「フォーン」という4気筒サウンドを楽しめるという点では,とても興味深いと,私も思います。

ただ,気筒数が多いほど偉いみたいな風潮は私は受け入れられません。(そもそもシングル好きですし…)

でも,私がどう思おうと,世の中の多数派は気筒数が多くて少しでもパワーが高い方が良いバイクという認識みたいです。(80年代のバイクブームの頃もそうでした。)(-_-;)

ご想像の通り,単気筒のニンジャは商業的には成功せず(つまり売れず…)(ー ー;),2015年と2016年だけであっという間に販売中止になってしまったのでした。

バイク屋で話を聞いたら,サーキット専用とか,大型バイク持っている人の峠専用セカンドバイクとか,そういう需要で一通り売れて,マニアックな方々に行き渡ったら,パタッと売れなくなったそうです。

ところが,このバイクは東南アジアでは今も売られていて,東南アジアでの名称はなんとNinja250RRなんですよ。(monoと付きます。)(monoはシングルっていう意味ですね。)

つまり,250㏄のニンジャの中でも,最もスポーティー(というか,スポーティーを通り越してレーシー)な位置付けのバイクなんです。

日本ではSLっていう名前で売ったので,どうしても鉄道マニア的なイメージ(?)になってしまったんだと思います。(笑)

実は,SLはSuperLightの略なのでスーパーライトつまり超軽量っていう意味で,やはりレーシーな響きのある名称だったんですけどね。(イメージは怖いです。)(ー ー;)(ドゥカティの900SSにも900SLっていうスーパーライトバージョンがありましたので,それを知っている人にとっては,SLっていう響きはレーシーなイメージだと思います。)

パワーはたったの29PSですが,車重が149Kgしかありません。(装備重量で149Kgは驚異的な軽さです。)

車でも,ロータスヨーロッパなんかが1600㏄の非力なエンジンなのに並み居るスーパーカーと互角に勝負できたのは,その軽量ボディ故でしたが,バイクの世界でもそれは同じで,スポーツバイクの場合は間違いなく軽さが正義になります。(ツアラーやクルーザーは重くないと駄目なんですけどね。)

私が以前乗っていたケイターハム・スーパーセブンも,エンジンはたったの100PSでしたが車重が500Kgと驚異的な軽さだったので,サーキットでポルシェと互角に走れました。(「ケイターハム・スーパーセブン」もご覧ください。)

互角どころかポルシェを煽れるんですよ。

超気持ちい~(北島康介風に)です。(古っ)(笑)


という訳で,この軽さなら,パワーの不足を補って余りあるに違いない!との期待のもと,Ninjja250SLに乗ってみました。

結果は「正解!」です。

楽しい楽しい!

SLの名前に違わず,軽いし細いし,シート高いし,セパハンはトップブリッジの下に付いてるし,「良いじゃん!」と思わせる雰囲気に満ちています。

今なら,少走行の程度の良いバイクが,探せばまだあります。

不人気故に値段もそんなに高くないです。(とは言っても,例によって新車時よりは高いですが…)

アフターパーツもまだまだ流通してますので,いじる楽しさもあります。


もともとシングル好きな私にとっては,軽量ヒラヒラ系のバイクはドンピシャでした。

アジアではRRという名称だけあって,サスはめちゃくちゃ硬くて,シートに座っても初期沈み込みはほとんどありません。

よって,乗り心地も良くありません。

ただ,この足回りがレーシーなんですよ。

ヒラヒラ+クルクルです!(笑)

そして,大きなバイクの場合は,パワーを抑えて我慢しながら走らなければなりませんが,このバイクなら,我慢は不要!です。

がばっとアクセルを開けて走れる快感!

これこそ,若い頃に小排気量バイクに乗っていた頃の感覚です。

あの頃を思い出します。(泣)

大排気量バイクのようにコーナーからの立ち上がりでパワーに頼って加速することはできませんので,できるだけ減速せずに速く曲がる必要があるんですが,それがちっとも恐くありません。

SL(スーパーライト)の名の通り,峠で軽さが活きるんです!

これは面白いですよ!


ちょっと心配なのは,せっかくバイクが軽量なのに,乗ってる人の重量が日毎に増しているので,軽さが相殺されて意味がなくなっちゃうんじゃないか…という点です。(ー ー;)(爆)

それに,250ではタンデムは無理なので(250でなくてもSSでのタンデムは無理がありますが…),トップガンごっこはできません。(笑)

不純な動機でバイクに乗るのはやめましょう!(爆)



普段大型バイクに乗っていると250㏄のバイクは小さく感じますが,このバイクは更に小さいです。

ホイールベースが1,330㎜しかなく,小さく感じるのではなくて本当に小さいんです。

125㏄と言っても通用する小ささです。

軽さも同様で,風で倒れてしまわないか心配なほどです。(笑)

車重の軽さと,フロント100/80-17,リヤ130/70-17の細いタイヤのおかげでハンドリングの切れ味が鋭く,普通に走っていてもパタッとバイクが寝て,かなり深いバンク角で曲がります。

オンザレール感覚で曲がれます。

これぞコーナリングマシーンです。

その代わり,ちょっとした入力でバイクが曲がる態勢になりますので,慣れない方は直進性が良くないと感じるかも知れませんね。

時々,このバイクを「初心者や女性向け」と評している方がいますが,初心者や女性向けと言える要素は「軽い」ことだけです。

その他の要素は全て,初心者や女性向けとは真逆の方向に振り切れています。

なので,軽いというこの一点だけで初心者や女性にこのバイクを勧めている人は,あまりにも無責任だと言わざるを得ません。

もちろん,サーキットを走りたい初心者や女性,コーナーで膝を擦りたい初心者や女性…になら私も全力でお勧めします!

エンジンはKLXに使われている定評のあるエンジンをチューニングして使用しています。

250㏄単気筒のこのエンジン,思ったよりパンチがあって,迫力のあるエンジンです。

マフラー換えたらもっと迫力でます。

250㏄で十分楽しいなぁと思わせるエンジンです。

リヤサスはカワサキお得意のユニトラックというリンク式のモノサスです。

リンクプレートを換えると簡単に車高調整ができますが,車高下げちゃうとせっかくのコーナリングマシーンの性格が変わっちゃいますので,お勧めしません。

このサスペンション,白いスプリングでホワイトパワーっぽいですね。

ステップ位置は前過ぎず後ろ過ぎず,ちょうど良い位置にあります。

レーシーな性格を考えると,もうちょっと後ろでも良いかな?

純正ステップを32.5mmバック27.5mmアップさせるセットバックプレートなるものがあるので,高価なバックステップを買わなくても気軽にバックステップ化できます。

シート高は780㎜と数値上はとても低いんですが,前述したサスの初期沈み込みの無さと薄いシートのためか,足つきはあまり良くありません。ただ,軽いので不安は一切ありません。

スポーツバイクのシートが高いのは,高い位置からダイナミックに体重移動をしてコーナリング性能を高めるためですので,多少の足つきの悪さは我慢しましょう。

アフターパーツでシングルシートカバーもあります。

ただし,ちょっとモヒカンっぽいというか,拷問の道具っぽいというか(笑),あまりカッコ良くありません。

ほらね。(笑)(-_-;)



赤もカッコ良いですが,やっぱりカワサキカラーのライムグリーンかなぁ?

赤も素敵ですね。タイカワサキのバイクは昔からレッドとグリーンの2色でしたね。

そう,Ninja250SLはタイカワサキのバイクなんです。

というか,2気筒のニンジャもZX-25Rも,タイカワサキ製ですけどね。

(最近の国産メーカーのバイクは,そのほとんどが東南アジア製です。)

SLは,2015年と2016年はメーカーが正式にタイから輸入して,日本仕様としてカタログにラインナップして販売されました。

その後は並行輸入の形で日本に少量ですが入ってきています。(並行車はインドネシア製ですが,新車で40万位なので安いです。)

6速での回転数と速度の関係は,6速3000回転で時速45Km,6速4000回転で時速60Km,6速5000回転で時速75Km,6速6000回転で時速90Km,6速6600回転で時速100Kmです。

そのまま時速150Km以上までストレスなく加速します。(するらしいです。)(-_-;)

プラスチックのチェーンカバーが,シンプルなスチール角パイプのスイングアームをトラス構造っぽく見せるデザインになっていたり,インナーフェンダーがプラスチックなのに肉抜きされていたり,涙ぐましい努力の跡が見られて,思わず笑っちゃいます。→✖もとい、感心します。

まぁ,軽量化って,こういう地道な作業の積み重ねで達成されるものですよね。

本当はコストダウンのためにプラスチックのパーツを多用していて安っぽい部分も,「軽量化のため」というと一気に正義になっちゃうので不思議ですね。(笑)


SL(スーパーライト),尖っていて面白いバイクですよ。

ZX-25Rより,断然お勧めです!(安いから?)(爆)




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